乾燥期間

 

先日、突然思い立って深夜にドライブをした。まだ香川に来て間もないから土地勘が0で、面白いスポットも景色の良い道も知らない。それでも、道なりに沿っていれば行き止まりになることなどほぼ無いだろう、と適当に車を走らせた。

 

家から10分ほど進んだころにはもう外灯ひとつ無く、道中、服を着せたかかしが何体も立っているのが見えた。ひえ~不気味!監視されている気分。カラスはさぞかし怖い思いをしていることだろう。

お地蔵さんもいた。こわい。と思ってその日は退散することにした。

そういえば、野犬もいた。それからサギもいた。水田に1匹でぽつんと立っていた。それは怖くなかった。

 

もっと見ていたかったのに暗くて不気味だったので、今日の昼間にそのリベンジをしに行った。

前回とは違い、明るいうちに見るかかしは全然怖くない。人も車どおりもあり、雰囲気が平和そのものだったので内心少々がっかりしてしまう。

ホラーが好きな人間は、怖くて嫌な気持ちよりも、それにより感情が大きく動くこと自体に気持ちよさを感じるらしいが、なるほどなと感じた1日だった。

 

また深夜、気が乗ったら行ってみようと思う。

そもそもお地蔵さんはホラーではない。子供が無事に成長したり老人が死なないようにとか、人間のエゴを都合よくきいてくれると思われている優しい菩薩らしい。なのに不気味に感じてしまうのはなぜだろう。人間のエゴがそもそもキモいからか?

 

お地蔵さんは何も悪くない。かさこじぞうの昔話好きだし。

 

それから今日もサギを見た。住宅街にある水田の上を飛んで、着地し、またぽつんと立っていた。

 

 

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それから、昨日失敗してしまった琥珀糖をついに正常生成してやった。

 水あめのようになってしまい固まらなかったのは、煮詰めすぎが原因だったらしい。

 

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美し!!!!!!!!!!!!!!!

恐ろしい量のグラニュー糖を使って作った甲斐があった。

 

これは一週間後のおやつ。乾燥期間長い。

 

 

 

人間の体を包丁で刺す感覚って全然現実味が無い。料理で鶏肉を切ることはあるけど、あくまでそれは”切る”だし。たまに紙で指を切ったりするし、切る感覚はまだわかる。

でも、刺すときは皮を越え骨にぶつかったりして奥まで食い込んでいく感じでしょう。

 

味が染み込みやすいようにフォークで鶏肉に穴を開けるとき、肉だけの場合は容易くぷすぷす刺せるけど、それが皮越しだとなかなか刺さりにくい。ぎゅっと押し込んで、やっとずぷずぷずぷ、となる。

手ごわいけどその方が感触がいい。

人間の場合もそういうものなんだろうか。